インプラント

インプラント治療

これまでは一度歯を失うと取り外しの必要のある入れ歯や、歯を削ってかぶせるブリッジでしか対応することができませんでした。

これに対し、インプラントは歯を失った部分に歯の根の代わりとなる人工歯根を埋め込むことによって、再び噛む機能と審美性を回復させる治療です。ブリッジの場合のように歯を削る必要もなく、入れ歯では噛むことが難しかったものも噛めるようになり、取り外しの必要も無いので人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しんで頂けます。

神宮前歯科クリニックのインプラント治療で快適な食生活と健康そして笑顔を手に入れて下さい。
「噛める喜び」「笑える喜び」
ステップアップした健康があなたを待っています。

歯を失った場合にインプラントをおススメする訳とは…?

歯を残念ながら抜くことになったり、またこれから抜かなければならない状態になったとき、私がインプラントの話をするのはなぜでしょうか。インプラント治療は自費診療ですから、このご時世高いものは敬遠したくなるのが本音かと思いますが、まずは読んで頂けると幸いです。歯を失った部分には、ブリッジもしくは入れ歯(義歯)そしてインプラントのいずれかの方法で咬み合わせをつくる必要があります。それは、必要だからそこに歯があったわけですが、失われたことにより失った歯の前後や合い対するかみ合わせの歯が移動してくるのです。そうすることによって、かみ合わせ全体のバランスが崩れ、体のバランスまでもが狂ってくるのです。また、咬み合わせのバランスが崩れることによって異常な咀嚼運動が出現し、顎関節への影響も生じます。また、放置したことにより、いざ治療しようとしたときには、広い範囲での治療が必要になってきます。ブリッジでの治療を行った場合には、前後の歯をけずることになります。削ればしみることもありその場合には、歯の神経を取らなければならなくなります。また、被せるということは、歯ブラシの届きにくい部分や、歯と被せものの接合部に段差を生じ、虫歯や歯周病へのリスクも高まります。歯の寿命は、健康な歯からまず虫歯を作り削って詰めます。さらに大きい虫歯になれば被せたり、神経をとったりする必要があります。歯に取って神経を失うことは7割方抜歯に近づいたといっても過言ではありません。

神経を失った歯は、根の先で炎症を起こしやすくなり、破折の危険も高まります。一度根の先で炎症を起こした歯の治療は、非常に難しく、根の専門医が行った成功率のデータが海外の論文にありますが、わずか40%です。アメリカの場合根の治療に1本約10万円ほどかかるといわれていますが、素晴らしい施設のもとで専門のドクターが治療しても本当の成功率というのはこんなに低いものなのです。歯は、治癒するものではなく修復なのです。元には戻らないのです。ですから、無駄に歯を治療することによって、歯は虫歯や歯周病にかかりやすくなり、ブリッジや義歯のように失った歯にかかっていた力は、周りの歯に分散することで「おんぶにだっこの治療」で咬みあわせを今までは作ってきました。そうすることでその残った歯もいずれは虫歯になり歯周病になり、無理がかかって動き出し、また歯を抜くことになり、さらに負担は大きくなるのです。
こうやって歯を失い、総入れ歯になり、歯茎に多大な負荷をかけ、歯茎がやせていき入れ歯の安定性もなく痛い思いをしてらっしゃる方が大勢いるのです。

よく、「歯を抜かない歯医者さんは、いい歯医者さん」という話を聞いたことがありますが、誤解をしないでください。たとえば、歯周病(歯槽膿漏)で歯を支えている歯槽骨が吸収し炎症を起こしているとします。しっかりと治療をすることで歯周病を完治させコントロールしながら残せるものもありますが、完治できない(炎症を取り除けない)状態の歯を症状がないからといって残したとしましょう。歯がグラつき歯槽骨もない歯を残すことによって、その歯の周囲の歯槽骨はどんどん吸収してなくなっていきます。痛みがない場合が多いのですが、腫れや痛みがでてきて、いざ歯を抜くことになった。その後の結果は、歯槽骨がない、歯茎もないのです。歯周病は、バイ菌感染です。まわりの歯も影響をうけ同様の状態になっていることが多く、抜いたあとの治療に対し、ブリッジや入れ歯の土台には、不安だったりということが多くあります。それでもなんとか治療をしますが、数年しかもたないこともあります。

私が、言いたいのは、残せる歯はしっかり治療メンテナンスして残しましょう。悪影響を及ぼしているものは、しっかり説明をし、ご理解の上抜かせて頂きましょう。その上で初めてお口の中の将来像が描けるのです。早期発見、早期に無駄のない適切な治療によって、快適に食生活が送れるということなのです。
もちろん全てのケースにおいてインプラントが万能なわけではありませんが、ブリッジや義歯もいい材料で適切な診断のもと治療を行うことは、患者様の食生活だけでなく、毎日の生活を楽しく快適に過ごして頂けるものと考えています。保険・自費ということではなく何が患者様にとって最良なのかをお互いご相談していくことが私の使命と考えています。

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従来の治療法とインプラントの比較

歯を失った場合の治療法のメリット・デメリットについて、図説を交えてご説明します。従来の治療法と比較することで、インプラント治療の特徴をよりご理解いただけるかと思います。

従来の治療法

この形のブリッジでは、周りの歯を大きく削らなければなりません。

奥歯を固定するために金属の支えを使用する例。違和感があり、清掃も難しく、見映えも良くありません。

総入れ歯の場合、入れ歯を固定する力が弱く、ぐらついたり、ずれたりします。
そのため、食べ物を噛むために充分な力をかけることができません。

インプラント治療

インプラントでは、両隣の歯はそのままで負担もかかりません。

インプラントでは、失われた歯根部分の骨を支えにして人工の歯を固定します。
噛む力は天然の歯と同じように骨に伝わります。

インプラントでは義歯はあごの骨に固定され、力を入れて噛むことができます。
食感も天然歯に近く、食べる楽しみを取り戻すことができます。

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インプラント治療のながれ

以上でインプラント治療の特徴をご理解いただけたことかと思います。
続きまして、実際に治療を行う場合どのような手順を踏むのか順に見て行きます。

検査から手術〜定期健診まで

1. 検査と治療計画

まずは市内の病院にてCT検査撮影を行います。検査結果を基に実際にインプラント治療を行うか否かを検討します。治療を行うとすれば、失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め総合的に検討した上で、治療計画が立てられます。

2. 一次手術

麻酔をかけ、歯肉(歯ぐき)を切開し、あごの骨にインプラントを埋め込みます。なお、この手術は入院の必要はありません。

3. 治癒期間

一次手術後、3〜6ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。
この期間、本数や治療箇所にもよりますが仮の歯を使用できる場合もあります。

4. 二次手術

3.の治癒期間を経てインプラントが骨と上手く結合した後、再び歯ぐきを開いて人口の歯を取り付ける準備をします(土台の装着)。
この状態で歯ぐきが治るまで1〜6週間おきます。

5. 人工の歯を作製・装着

歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。

6. メンテナンスと定期検診

インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。ブラッシングの方法などについて適切な指導を受け、また半年に1回程度の定期検診を受けて、インプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認します。

インプラント費用・・・1本 350,000円〜

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